内容説明
「かわいいよ、愛してる…俺の奥さん」――夫になったのは敵家の当主。信じられるわけないのに――
名門財閥系2大グループ・東家と西家は、長年争い合う敵同士。ある時、西家から東家へ和解が申し込まれる。だがその条件は、東家の娘を《妻》という名の人質として差し出すことだった。どうにか不毛な争いを終わらせたいと願い、西家当主・義一郎に嫁ぐことを決意する莉々奈。しかし…
「お前はこれから敵の男に無茶苦茶に犯される、それが現実だ」
冷たい言葉とともに落ちてくる、甘いキス。
「初めてか?なら、もっとじっくり濡らしてやる」
――うそ、『敵の男に犯される』って、痛いんじゃないの?
「義一郎さんは、私を辱める敵?それとも心が通じ合う優しい夫?どちらが本当のあなたなの…?」
望まぬ結婚から始まる、本当の恋。