「紀伊國屋じんぶん大賞」は、おかげさまで第12回を迎え、今回も読者の皆さまから数多くの投票をいただきました。投票結果を厳正な集計のうえ決定した「2022年の人文書ベスト30」と「じんぶん大賞選考委員が選ぶ!選外この一冊」の中から、電子版も読める書籍をご案内いたします。
※じんぶん大賞選考委員が選ぶ!選外この一冊…ベスト30を選んだ選考委員に、惜しくもランク外になってしまったものの個人的には推薦したい1冊を挙げてもらいました。
読者と選ぶ人文書ベスト30 より
第1位!
東京の生活史
岸政彦
筑摩書房
「150人が語り、150人が聞いた、東京の人生」。
いまを生きるひとびとの膨大な語りを一冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。
第4位
誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論
松本俊彦
みすず書房
嗜癖障害の治療は誰を幸せにすれば終わりなのか?
薬物依存症をはじめとする、嗜癖障害治療の最前線で戦ってきた精神科医の半生記。
第6位
実力も運のうち 能力主義は正義か?
マイケル・サンデル:鬼澤忍
早川書房
第7位
アメリカンビレッジの夜 基地の町・沖縄に生きる女たち
アケミ・ジョンソン:真田由美子
紀伊國屋書店
第8位
中国料理の世界史 美食のナショナリズムをこえて
岩間一弘
慶應義塾大学出版会
第10位
ケアの倫理とエンパワメント
小川公代
講談社
第11位
精神分析の歩き方
山崎孝明
金剛出版
第16位
心はどこへ消えた?
東畑開人
文藝春秋
第18位
僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回
森田真生
集英社
第26位
海賊共和国史1696-1721年(フェニックスシリ-ズ122)
コリン・ウッダ-ド:大野晶子
パンロ-リング
第27位
平成史 昨日の世界のすべて 1989-2019
與那覇潤
文藝春秋
第29位
マザリング 現代の母なる場所
中村佑子
集英社
第30位
水中の哲学者たち
永井玲衣
晶文社
第31位
みんな政治でバカになる
綿野恵太
晶文社
じんぶん大賞選考委員が選ぶ!選外この一冊 より
妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ
橋迫瑞穂
集英社
歓待する文学
小野正嗣
NHK出版
『失われた時を求めて』への招待
吉川一義
岩波書店
「暮し」のファシズム ――戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた
大塚英志
筑摩書房
哲学から〈てつがく〉へ!
森田伸子
勁草書房
近代を彫刻/超克する
小田原のどか
講談社
氏名の誕生 ――江戸時代の名前はなぜ消えたのか
尾脇秀和
筑摩書房
ULTRAS ウルトラス 世界最凶のゴール裏ジャーニー
ジェームス・モンタギュー/田邊雅之
カンゼン
西暦一〇〇〇年 グローバリゼーションの誕生
ヴァレリー・ハンセン/赤根洋子
文藝春秋
「利他」とは何か
伊藤亜紗/中島岳志/若松英輔/國分功一郎/磯崎憲一郎
集英社
▶ベスト30(紙版)を全て見る
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いまを生きるひとびとの膨大な語りを一冊に収録した、かつてないスケールで編まれたインタビュー集。